6日目 7月1 日 (月) : キアンティ地方・フィレンツェ
まづはヴァルパイァという小さな村に行きます。 キアンティ ワインの産地のド真ん中にある 丘の上のシャトー(葡萄酒醸造)でチアンティ ワインの 醍醐味を味わったらフィレンツェへ。 チアンティ地方の景色も満喫できるでしょう。 今夜から三泊するフィレンツェの宿は有名な サンタ マリア ノヴェッラ教会の前の広場にある 4ツ星ホテルで、フィレンツェの中心部ですから大抵の 名所旧跡には徒歩で行ける便利さです。 #
by amicitalia
| 2013-05-12 12:31
5日目 6月30日(日) シェーナ・サン ジミニアーノ
朝9時にホテル発。 まづはシェーナへ。スーパーストラーダで25Km位の距離です。 シェーナは余りにも有名な町で、フィレンツェとルネッサンス時代の覇を争ったことも あります。銀行業が盛んで、市民の税金は銀行が全額肩代わりをしてくれて いたそうですが、国家経済が危機に瀕している現在でも変わっていないかどうかは 知りません。 町の中心はカンポという広場。カンポという言葉自体が広場といですから、日本語に 訳すと広場広場になってしまうのですが、貝殻状になっていて幾分傾斜していて、 よく見ると細い白い線で区画されています。 イタリアでは方々の町で行っているパリオというお祭りはシエーナにもあって、 このカンポ広場を廻る町内対抗の競馬で有名ですが、広場にある線での仕切りはその 競馬を応援する町内ごとの仕切りです。町を歩いていると町内が変わるところの建物の 2階あたりに町内ごとの紋章のタイルが埋め込んであります。シェーナの大聖堂も有名で、 一寸見るとフィレンツェの大聖堂に似ていますが、もっと南にあるオルヴィェートの 町の大聖堂を真似たものです。床一面が建設当時、ルネッサンス時代の夫々の職業組合が 寄付した模様で飾られています。 シェーナの次はホテルのある町を通過してサン ジミニァーノへ。昔、文豪の ダンテがフィレンツェの大使として赴任していた所です。中世の頃のお金持ち達は競って 高い塔を建て、外敵に攻められた際にはその塔に逃げ込んで身を守ったそうです。 サン ジミニァーノにはそんな塔がいまだに何本も残っている町。丘の上から眺める 周囲の葡萄畠の景色はいかにもキアンティ地方といった感じです。 #
by amicitalia
| 2013-05-11 13:47
トスカーナの旅
4日目 6月29 日(土):モンタルチーノ・ピエンツァ・モンテ プルチャーノ。 宿泊しているコッレ ダル ヴェルサはフィレンツェとシェーナを結ぶ スーパーストラーダ(無料の高速道路で、信号が少ない道)に面した小高い 丘の上の町でシェーナからは25Km.位。ワインで有名なキアンティ地方の端と いったところでしょうか。 今日はまづ此処から南に65Km.ばかり下がったモンタルチーノへ。 トスカーナにはキァンティ地方ばかりでなくもっと良いお酒を産出する 所があります。昨日訪れたボルゲリのサッシカイヤも有名ですが、 モンタルチーノはイタリアの大統領が国賓を迎えての晩餐会に使われるお酒。 重い酒ですからジビエか肉料理の時に出されるのでしょう。そんなお酒を試飲します。 モンタルチーノからモンテ プルチァーノまでは40Km.位しか離れて いませんが、その途中、ピエンツァに寄るつもりです。昔は寒村でしたが. 此処で生まれた第210代目のローマ法王ピウスII世が綺麗な町に造り替え、 名もピエンツァと変えました。小さいながらいかにもルネッサンスらしい建物が 並んだ可愛らしい町です。 ピエンツァからモンテ プルチャーノ迄は15Km.位。平野に屹立したような 町で、正面から延びるメイン ストリートはかなりきつくて長い坂道。 でも、途中に並ぶ商店などは日本の古都を思い出させる雰囲気です。 商店街を登りきって眺める景色は素晴しいの一語。そんな景色を眺めながら 美味しいワインを楽しむつもりです。 ワインの産地は眺めの良い所が多いのですが、今日のモンタルチーノ、 ピエンツァからもモンタルチーノと同じように見事な南トスカーナの景色が楽しめます。 今夜も泊まるヴァルデルサの町への帰り道、美しいトスカーナの夕暮れが 見られるかもしれません。 #
by amicitalia
| 2013-05-10 14:27
トスカーナの旅 3日目:6月28日(金):ピサ・ボルゲリ・ヴォルテルラ・
コッレ ディ ヴァル デルサ 昨日は一寸北の方に行きましたが、今日は海沿いに南下してまづボルゲリに。 途中、通過するリヴォルノはカッチュッコというお魚料理で有名な港町。 すぐ傍のモンテネーロという丘には修道院があって、院長と仲の良い日本の 合唱団が2年毎にコンサートを行い、好評を博しています。 海岸から一寸山の方に入ったボルゲリは銘酒サッシカイヤの生産地。 醸造所を見せてもらって試飲したら村のレストランで昼食後、35キロばかり 離れたヴォルテルラへ。昔、建国したばかりのローマ人に政治、経済から 土木等まで教えたエトルスキ人が住んでいた町で当時の城壁も残っています。 ここの博物館には、エトルスク人が当時は火葬であった為遺灰を入れた 容器が沢山陳列してありますが、その飾りの浮き彫りの見事なこと。 とても3千年近く前のものとは思えません。この町、大理石に似たアラバスターの 細工が盛んで、実演しながら製品を売っていますが、重いので、お土産にするなら なるべく小さいものを選んでください。古代ばかりでなく、中世そのままの 面影も残しているヴォルテルラから今夜の宿泊地コッレ ディ ヴァル デルサ迄も 約35Km。明後日訪れる塔の町サン ジミニァーノを遠くに眺めながら、まばらに 建つ個人の家と畠の間を行く尾根道からの眺めが個人的には大好きなのですが。 #
by amicitalia
| 2013-05-09 14:42
トスカーナの旅 二日目:6月27日(木):ピサ・ルッカ・ヴィアレッジォ
朝ホテルをバスで出発。まづルッカに行きますが昨日の日本からの 空の長旅で疲れているでしょうから出発は少し遅く、9時半にします。 ルッカまでは約25Km。30分位で着いてしまいます。 ルッカは古代の先住民族リグリア人が造った町といわれていますが、 やがて古代ローマに占領され、その後は色々と紆余曲線の歴史を 重ねてきました。町を囲んだ厚い厚い城壁の上は公園のようになっていて、 丁度旅行の頃は爽やかな風が吹き抜けていることでしょう。 観光場所も散策できる範囲内に固まっています。必見のものは正面の飾りが 3層の柱廊になっている大聖堂、ローマ時代の闘技場を壊して回りに家を 建てた楕円形の広場等でしょう。国立絵画館にはルネッサンス時代の巨匠の 絵画が数多く展示されています。「お蝶夫人」その他の名作で有名なオペラ作曲家 ジャコモ プッチーニはこの近くで生まれています。 ルッカにも名物の料理やお菓子が色々とあるのですが、昼食は一寸離れた ヴィアレッジォで取ることにします。カーニヴァルでも有名なイタリア有数の 海水浴場です。 昼食後はピサに引き返して市内観光。緑の芝生の上に広がる本堂、洗礼堂、 斜塔、墓地が見事です。中世の頃イタリア4大海洋国家の一つとして、ヴェネツィア、 ジェノヴァ、アマルフィと地中海の覇を争っただけに素晴しい建物を町中に見る ことが出来、ピサ派を唱えた美術家達の作品も数多く残っています。 今夜もピサ泊。夕食はレストランでピサ独特の料理をと思っています。 #
by amicitalia
| 2013-05-08 15:07
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